【終了レポート】相続マスター講座５日目『納税資金確保・自社株評価』

2023-09-15 （金）

東京都中央区

※ご好評のもと、相続マスター講座5日目は開催を終了いたしました。

今回も東京ミッドタウン八重洲でしたが前回とは別会場でおしゃれな雰囲気のある会場でした。反対側にはラウンジがあり多くの方がカフェタイムを満喫できる場所です。

次回は10月13日(金)いよいよ講座最終日、「相続税の申告」がテーマです。最終日の単独受講を受け付けておりますので、ご興味のある方はお問合せください。

【開催後アンケート】

満員御礼！最終日の単独受講受付中！

・相続マスター講座の詳細はこちら

■講座開催の背景
税理士法人レガシィは、30年以上相続専門を掲げ、年間1,000件超の相続税申告を行っています。そうした中で培われた技術やノウハウは、今まで表立って公開させていただくことはありませんでした。
しかしながら、世の中で相続件数が増え続ける中、先生方からご質問を頂くことも多くなりましたので、広く皆さまとノウハウを共有し、共に取り組んでいくという趣旨から、本講座を開催させていただきます。

■講座内容
第1部　納税資金確保
講師：リアルエステート部　神山雄司

１．相続不動産売却とは、売却の進め方
（１）どのように不動産ニーズを掘り起こすか
・相続人の状況は？　家族構成・相続人情報（住まいや年齢、被相続人との関係性等）
・二次相続や相続人が女性のみ、兄弟姉妹相続の場合、不動産売却に繋がる可能性が高い
・税理士が関わる事の優位点　どのような面で税理士が有利に動けるのか
（２）他業種に負けない為のヒント
・売却金額やタイミング
・売却の為にやるべき事の手配
（３）売買契約、手続き上の流れ
①物件調査
②査定・売却提案
③媒介契約・現地調査
④売却価格・条件提示
⑤分割協議書の作成
⑥売買契約
⑦相続登記
⑧引き渡し
（４）売買に関する経費
相続登記、測量、残置物撤去、解体（空き家特例適用時）、印紙、譲渡税ほか

２．納税資金捻出の為に売却をするケース　事例３件
（１）相続財産が不動産のみもしくは大半を不動産が占める場合
・納税資金不足の場合
・どなたかが不動産を引き継ぎたい場合
・代償金の支払いをして分割（代償金の決め方）
・誰が引き継ぐことで税務的な恩恵があるのか
（２）複数人相続人がいて均等な分配を希望する場合
・現金化を求めない場合には共有名義で分割？
・不動産を共有にしない事の提案
（３）二次相続で相続人が子供複数人、内一人が同居している場合
・小規模宅地の特例の適用を考える
・申告期限まで保有した場合の納税資金の準備
・小規模を適用する人、しない人の納税額の計算等

第2部　自社株式評価
講師：資産税コンサルティング事業部　税理士　髙原直樹

１．初めに
・全体の財産構成からリスクを図る
　大事なのは申告全体のスケジュール
・評価方法の目途確認、詰めるための時間を予測
・資料は段階的に顧客へ依頼

２．申告と併せた業務の流れ
・申告のスケジュール表で説明
　評価に時間がかかるため顧客への資料依頼は早めに
　個人の財産に影響があるものはまず確認

３．自社株式評価業務の詳細な流れ
・手順説明（基礎資料収集→評価方法確認→詰める財産を確認→評価方針確定→資料作成→評価→チェック）

４．実務ポイント　レガシィはこうする
（１）資料は一気に請求しない
・必要資料は項目を列挙しみせておく
　詳細を確認して必要なものは依頼する旨伝える）
・段階的な評価（顧客にも段階的に詰めて行くことを伝える）
　（初期報告時）簿価純資産×持分
　（中間報告時）評価替え前の相続税評価（不動産は相続税評価替えした方が良い）
　（最終報告時）最終的な相続税評価
・類似業種の判定の仕方
・資料のまとめ方