相続の知識(相続の発生時)

相続税の税務調査はいつ行われるのか?調査時期と対象・ポイントについて解説

税務調査のポイントを教えて下さい 相続における最終段階の関門が、税務署による税務調査です。調査の時期は通常、申告・納税した年もしくは翌年の秋に行われます。 この調査は、相続財産の最終的な確認という意味がありますが、それ以上に、財産の申告に漏れはないか、あるいは不正がないかチェックするものです。 ...

【図解】遺産相続・相続税の申告期限は?発生後の手順とスケジュールをまとめました

相続発生後の手順とその期限について教えて下さい 相続が発生するとまず行われるのは、通夜や葬儀ですが、これらが終わって一段落すると具体的な法律上の手続きや判断を行う事柄が発生してきます。 下記の図で示すように様々な手順が民法や相続税法などに定められており、その中でも期限内に定められた手続を行わない...

相続税とは

相続税は、相続または遺贈により財産を取得した場合にかかってきます。 相続とは、故人(=被相続人)より民法で定められている法定相続人が財産を取得した場合をいい、遺贈とは遺言によって相続人やその他の人が財産を取得した場合をいいます。(遺言によって財産を与えた人を「遺贈者」、財産をもらった人を「受遺者」と...

被相続人の社会保険(健康保険・年金)の手続き、扶養を受けていた場合などについて解説

被相続人が加入していた社会保険の相続開始後の手続きについて教えて下さい 相続開始後、忘れてならないのは医療保険と年金の手続きです。以下にケース別の手続きをまとめましたので参考にして下さい。 健康保険 必要な手続 窓口 期限 資格 被相続人 資格喪失の手続 1 5日以内 遺族 被扶...

遺産分割が確定しない場合のデメリット

申告期限(相続の開始の翌日から10ヶ月以内)までに分割が確定しない場合でも、未分割財産を法定相続分で分割したと仮定して、各相続人が相続税を払う必要がでてきます。 未分割財産については、配偶者に対する相続税額の軽減※・小規模宅地の評価減※・物納・売却が出来ません。 従って、分割が確定した場合に比べて、...

相続税の対象となる財産の範囲とは?本来の相続財産、生前の贈与財産、みなし相続財産について解説

相続の手続きとして最も重要なことは、相続税がかかる財産を把握することです。 相続税の対象となる財産は大きく、1.本来の相続財産、2.生前の贈与財産、3.みなし相続財産-の3つに分類されます。 1.本来の相続財産 相続人による遺産分割の対象となる財産のことです。 2.生前の贈与財産 相続により財産を取得し...

預貯金口座の扱い

相続開始後の預貯金口座の扱いについて教えて下さい 相続開始後、遺産分割協議が整うまでの間、原則として遺産は相続人全員の共有となります。すなわち相続人といえども単独では手をつけられません。 この取扱いは、不動産や有価証券はもとより、預貯金も同じで、金融機関は本人の死亡を知ったときから保全のために預...

相続税申告・必要資料一覧表

1.役所で取り寄せるもの 資料 数量 使用目的 備考 被相続人の除籍謄本 ※ 2 申告書添付・登記 (名義変更) 1通を申告書に添付。残り1通を登記や名義変更に利用。 被相続人の出生からの戸籍謄本 ※ 2 申告書添付・登記 (名義変更) 1通を申告書に添付。残り1通を登記や名義変更に利用。 ...

遺産分割協議とは?対象となる不動産(土地・建物・マンション)の評価額と相続税について解説

(1)遺産分割の対象 名義のいかんを問わず、故人が実質的に所有していた有形、無形の財産が、遺産分割の対象となります。 ただし、死亡保険金や死亡退職金は指定された受取人に支払われますので、この遺産分割の対象から除外されます。この場合の指定受取人が「法定相続人」となっていれば、該当者の話し合いで各自の...